初めまして、日本語おうち教室の講師の保呂奈緒子(ほろなおこ)と申します😆

1982年生まれの長崎県出身、娘は2012年生まれと2014年生まれ。日本語学校で日本語教師を経験したのち、2025年春に南浦和で【日本語おうち教室】をOPENしました⭐️
このブログは、「日本での学校生活をもっと楽しんでほしい!」と願っている日本全国の外国ルーツのお子さんのパパママと、お子さんのために、私が『本当に役に立つ』と考えていることを共有したいと思って立ち上げました。
このプロフィールページでは、講師の私が日本語教えてきた中で、これは効果があるな!と思ったことや、語学力以外で日本の生活で必要なことなど・・
これまで日本語教師として働いてきたなかで感じたことや、教室にかける想いなどを綴っていきたいと思います。
私の人となりを少しでもお伝えできればと思います☺️
初めての外国人との出会い
私が国際交流の仕事に興味を持ったきっかけとなったのが、中学生のころ、私の家に1日だけホームステイで来た、「ジェニーさん」というオーストラリアの方との出会いです。
そのころ私は、外国の方と話したことはなく、英語は得意科目ではあったけど留学したいとか、海外に行きたいとか、全然思ったこともない、消極的で静かな女子でした。
中学生の時、父の紹介で1日だけ外国の方が家に来ると聞いて、「どうしよう?何話したらいい?何も話せないよ・・」
と不安でいっぱいでした。
しかし、ジェニーさんが来て、お互いに、英語と日本語で、一生懸命自分たちのことを伝えました。
好きな科目、今夢中になっているもの、好きな音楽やスポーツ、、言葉が完璧でなくても、いろいろなことを伝えることができたのです。言葉が伝わらなくても、ジェスチャーや簡単な単語で伝えると、意外とたくさんのことを話すことができました。
その時、外国の方と話すのはこんなに楽しいんだな!と感動したんです。
もちろん、伝えることができないことも多々あり、はがゆかったです。自分の英語力の低さも、とても悔しかったです。
でもその時、言語ってすごいな、いろいろな自分の複雑な気持ちを伝えることができる、言葉を学ぶと世界が広がる!!と感じました。
悔しい思いをした大学時代
大学生時代

↑大学進学のため、長崎から大阪に行く当日、家族で撮った写真
将来、世界に羽ばたく仕事をするぞ!と大学は英文科へ。
やる気満々で臨んだ大学の授業でしたが、オールイングリッシュで行われる授業、帰国子女で英語ペラペラのクラスメートたち・・レベルが高い友人たちの英語力にコミュニケーション力・・
一方、私の英語はというと、英検2級に合格した程度という何とも悲しいレベル。リスニングに関しては、授業で先生が何を言っているのか全く聞き取れませんでした。しかも消極的な性格・・後になってわかることですが、性格は語学を学ぶ時のマインドは語学力の伸びに大きく影響します。そのままあまり話せることなく、講義はどんどん進んでいきました。完全に挫折してしまったんです。
そんな時、「日本語教師」という仕事を知りました。その時は、面白そうな仕事だなと思いましたが、その道に進もうとは思いませんでした。たぶん自信を無くしていたんだと思います。でも、思えばあの出会いは、今の私につながっていたんだな、と思います。
劣等感を感じながらそのまま大学を卒業し、就職は地元長崎の銀行へ。
高校のころ描いていた、「世界へ羽ばたく」という夢をかなえることはできませんでした。
結婚後、夢だった国際交流の道へ
結婚をきっかけに、銀行を退職し、関東へ移り住みました。
子どもも生まれ、まだ小さいうちは家で子育てと家事の日々。子どもを育てることは大変でしたが、ゆっくりと自分の人生を考え直す時間もあり、今後の自分の生き方について考えていました。
「子供が少し大きくなったら、次は自分がやりたい仕事、楽しい仕事がしたいなあ」と漠然と思うようになりました。
二人目の子が生まれたとき、大学時代に知った日本語教師の道へ進むことを決意しました。日本にいながら、国際交流ができる、外国の方や外国ルーツの方と出会える。絶対日本語教師になるぞ。強い思いを胸に、独学で勉強し資格を取りました。
教室への思い
気兼ねなくたくさん質問してもらえる、 楽しい教室を目指します
ひとつは、私も、外国語を喋れなかった時期・苦しんだ時期があるということを知ってもらうことで、『質問してもらいやすくする』ためです。
日本語おうち教室さいたまでは、子どもたちは、わからないことは、なんでも気軽に質問してほしいと思っています。
ですが、子どもたちの中には「こんな質問したらだめかな、こんなこともわからないの?って言われないかな、恥ずかしいな・・」と考えて、なかなか、質問ができない子もいます。
なので、私の教室では、子どもたちが日本語を学びやすいような雰囲気をつくりたいのです。
恥ずかしがらずにどんな初歩的なことでもどんどん聞いてきてほしいのです。
わからないことが分かるようになると、子どもたちのレベルも上がります。レベルが上がると、日本語が、勉強がもっと楽しくなります。