今、お子さんに必要なのは、日本語?教科の勉強?
答えは、もちろん「どちらも」です。
ただ日本語のレベルに応じて、少し変わってきます。
たとえば、日本に来たばかりのお子さん、または日本語をほとんど知らないお子さんには、まず初級レベルの日本語を最速で身につける必要があります。
お子さんは学校に毎日通っていて、友人や先生との会話、授業で使われる日本語を理解する必要があるからです。
すぐに日本人が使う言葉すべてが分かるようになるのは不可能ですし、自分の気持ちを正確に伝えることも難しいかもしれません。
でも、初級日本語を身に着ければ、最低限のコミュニケーションができます。
「今、なんていったの?もういちど言って」
「それは、どういう意味?おしえて」
「いっしょにあそぼう」
「このゲーム、どんなルールかわからないから、おしえて」
このようなコミュニケーションが取れるようになります。お友達が言っていること全てが分からなくてもいいんです。「もう一度言ってほしい」とか、「わからないから教えて」など、その時に質問して、解消していけばいいと思います。
子どもの言語習得は速いです。学校にいる間に日本語はだんだん上手になります。
でも、やはり学校生活をスムーズにスタートさせるかどうかで、そのあと、お子さんが学校を楽しめるか、勉強がスムーズにいくか、に差が出てくると思います。
実際、学校でなかなかなじめなくて、、と相談されるお父さん、お母さんも多いです。
お子さんの楽しい学校生活のためにも、初級レベルの日本語を倍速で学びましょう!
日本語初級が終わったら?
日本語初級が終わり、日常生活で最低限のコミュニケーションが取れるようになったら、次は
学校の教科を視野に入れた日本語学習に入りましょう。
学校での勉強が分かることは、もちろん成績がよくなるし、そして学校生活での自信にもつながります。
みんなの前で発表することもあるし、自分の意見をクラスメートに話したり、意見文を書いたりすることも多いです。
そんな中で自信を失わないためにも、教科に沿った日本語学習をすることをおすすめします!
私の教室では、まずは苦手科目から勉強します。
その際、いくつかの大切な部分にポイントを置き、そこが達成できたら次のポイントへ、と段階的にレベルを上げていきます。
例として国語の教科を挙げてみましょう💡
例えば、国語だったら、まずは「漢字」です。漢字の学習が一番大切だと思っています。
まず、漢字の学習は即効性があります。集中的に勉強すると、テストでいい点が取れます。いい点を取れると、自信につながり、もう少し勉強しようかな、というモチベーションアップにもつながります⤴️⤴️⤴️
また、漢字には、一つ一つ意味があります。漢字の意味が分かっていれば、その漢字の読み方が分からなくても、意味が分かることもよくあります。そのスキルは、中学生以降、長い読解文を読むうえでとても重要になってきます。
漢字ができるようになったら、次は国語の教科書の内容把握です。3,4年生からは、難しい言葉も使われるようになってきます。5,6年生の教科書は、抽象的なことばもたくさんあります。
私の教室では、お子さんのレベルに合わせて教材を使い分けています。簡単な日本語からスタートし、徐々に、教科書に書いてある日本語を理解できるように学習します。
学習は時間がかかりますが、続けていたら必ずできるようになります🙆♀️
一つ一つのステップは小さくても、その継続がのちに大きな力となります👣
一緒に頑張りましょう😊!
初級が終わったら、教科に沿った学習も始めよう。
ご両親のサポート
日本の学校のシステムはわからないことがいっぱい
最近、よく生徒さんのご両親からも質問をいただきます。
「これ、学校からもらったプリントなんだけど、なんて書いてあるの❓」
「明日は給食があるの❓ないの❓」
「卒業式は、みんなどんな服で行くの❓」
など・・日本の学校が初めてなのは、お子さんだけじゃないですよね。お子さんの学校生活に関して、ご両親のサポートは必要不可欠ですが、わからないことも多いかと思います。特に、イベントなどの際は、通常と違う持ち物などもあり、戸惑うこともあるでしょう。学校から渡されるプリントも、内容が分からないこともあるかもしれません。
そんな時は、私に聞いてください。わかる範囲であれば、お答えします。
講師の私も、二人の子供を地元の公立小学校に通わせているので、学校のシステムやルールは大体把握しています。
遠慮なく聞いてください😊
お子さんのスムーズな学校生活のために、まずは生活に必要な初級日本語を学ぼう。